丸山晶太郎伝

09.01.31 土曜日

丸山晶太郎と

丸山晶太郎といつが初対であったかは覚えていない。

気がついたら「己の人生にいた」。

少なくとも小学校の一年で会っていたのは確実である。

登校班があったから、そこで毎朝会っていた。

マンションの同じ棟でうちのひとつ上に住んでいた(る)。

ひとつ年上。


同じ小学校というくくりであれば、他にも年上はいたが五つとか離れていたので
己の場合、そういう方はつきあいのレンジに入ってこなかった。

晶ちゃんは手頃だった。

登校班だけのつきあいだったが、小学校三年の時に弟の丸山耕次郎とクラスがいっしょになったところから、つきあいが濃くなっていく。

投稿者 多苗尚志 : 09:18
[ 丸山晶太郎伝縁~出会いの物語 ]

07.05.05 土曜日

よしゆきバースデー

"咲花青将"佐藤吉行の誕生会を"鼻くそ拓"岩下拓の家でやる。

"太陽王子"岩下均と一緒に

食材を買って


拓家で料理。

拓の奥さんの"シン子"シンヴェンも一緒に料理。

彼女の「花椒」を使った本格麻婆豆腐が炸裂。

己は3人に料理を任せて風呂に入る。
己は己で「お宅のお風呂コレクター」としての仕事があるわけだ。

■コラム:お宅のお風呂コレクション
"黄炎社長"森田英一、"夢プロデューサー"和田清か家
自由が丘(前家)学芸大(現家)
"MAHY"吉田秀樹、"藍田玉を生ず"五十川藍子家
久我山(前家)恵比寿(現家)
"吟遊詩人"中西祐、"ギャオギャオなギャオス"長尾好則、"Britz"滝口英俊家
中目黒(現家)
"正統な異端者"森村隆行、"白いハヤブサ"森村ゆき家
駒沢大学(前家)多摩川(現家)
"小さくてもピリリと辛い小岩"佐々木孝仁、"ミノホドシラズソリッド"山田陽明
信濃町(前家)
"ミノホドシラズソリッド"山田陽明
国立(前家)
"幸せを繁らせる梨の木"梨木繁幸
神楽坂(現家)
"日本国総理大臣"佐野哲史
三宿(現家)
"太陽王子"岩下均
王子(実家)西ヶ原(祖父母家)
"スピードの哲人"清水宣晶
自由が丘(現家)
"及び腰な賢者"新保輝之
新丸子(現家)
"淫靡な淑女"有馬友恵
白金高輪(現家)
"若社長"森村泰明
渋谷(現家)渋谷(オフィス)
"大将"池本多賀正
成田(実家)
松村洋祐
沼南町(前家)
丸山晶太郎・丸山耕次郎
沼南町(前家)
吉田学
沼南町(前家)
金房毅・金房智子
沼南町(前家)神戸(前家)
"ロックする詩人"高橋大輔
沖縄(現家)
"部長"川上博重
大森(現家)
"魅せる雄大な背中"鈴木大山
三田(現家)
"度胸・愛嬌・高原響"高原響・"さっそうとおおきくかまえてりんとしている"太田沙織
用賀(現家)
"キン肉パスタ"川島賢一
日本橋(前家)島根(実家)
"雄弁な恰幅"桑原宏史・"よく喋るイイ女"桑原敦子
中野新橋(現家)
"オニイサンオブマツダ"松田能成
野方(前家)
"パヒデ"馬場英行
下井草(前家)
"ミッチー"松浦紀光
早稲田(前家)
"最強弁士"外木暁幸
久米川(前家)
"ケンシロウ"仁藤和良・仁藤ちえみ
中野(現家)
"嬉しい好漢"谷口正俊・"混交の中に光る玉姫"浅田貴世子
目黒(前家)
"不背の伊達漢"塩崎哲也
中目黒(現家)
"ネズミーランドのセクえもん"宮坂善晴
葛西(前家)
"ちゃんこ"太田明日美・"けんたんこ"堀井健一
後楽園(現家)
"静かなる熱司"上杉篤司・"熱Res王子"柳慎太郎・"肴"打越祐介・"巨人"さいとうゆうき
池袋(現家)
"控えめな一級士"中上俊介
目黒(現家)
"独立独歩"郭翔愛
目黒(現家)
"覚醒医師"土方靖浩
名古屋(実家)千葉(前家)
"笑顔の鉄人"澤登正一
代々木(現家)
"復活の闘魂野郎"渡辺エイジ・渡辺直美
大船(現家)
"柔らかい頭領"佐藤孝治
王子(実家)
辰野ゆかり・"不可拘束"辰野元信・"凛とした覚悟"辰野まどか
表参道(現家)
"ヨシダミノル"吉田実・"プリ新"新納美樹
つつじヶ丘(現家)
"親分"イッチー橋亮一
名古屋(現家)
"快男児"村上あらし
上石神井(実家)
"京漢"小林篤
京都(実家)

ふぅ。
エントリーの目的を忘れてコラムに力を入れてしまった。
まだあった気がする。
入ったかどうだかよく覚えてないとこもある。
オススメのお風呂は"吟遊詩人"中西祐(中目黒)と"不可拘束"辰野元信(表参道)
です。(他の人たちから怒られそうだけど。笑。)


さて、風呂からあがると料理が出来ていて

主賓の吉行に加えて、"短眠に秘める決意"村田さやかも登場!


おいしくいただく。

今年の正月ツアーに登場した伝説のクソゲー、すごろくをやる。

また、拓が中国から鼻の長いやかんを買ってきて
それを使ってお茶をそそぐという余興があるので
それをみんなでみる。

本当は頭に湯呑みを載せないらしい。(じゃ、やるなよ)

爆笑でした。

投稿者 多苗尚志 : 15:07
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06.08.13 日曜日

暑中見舞

“スピードの哲人”清水宣晶(晶)がある日、己に言った言葉が
今、強い実感をもって響いている。

「ひさしの周りでもだいぶ結婚する友達が増えてると思うけど
 そうすると友情が離れていくようなさみしさを感じないの?」
 
己はその言葉を聞いた当時、まるでピンと来なかった。

『晶ともあろう者が、なにを女々しいことを言っておるのだ』
とさえ思った。

晶は己と同じように友人に価値観を置いている人間で
また1つ歳上のため先に感じたのだろう。

今になって己は全く全身をもってそのさみしさを感じている。

己も31を迎える身となり、周りの友人に変化が起きている。

ひとつは、遠距離。
ふたつに、結婚。
みっつに、仕事。

ひとつめ、遠距離。

小中学校の頃は親の都合で引っ越す程度のものだったが
ここにきて、様々な理由で友は跳んでいく。

転勤・留学・結婚・帰郷・左遷・流刑…


ふたつに、結婚

結婚した者は家庭に入る。子供が出来れば尚更。

みっつに、仕事

仕事に燃えて、仕事で完結する者。

これら3つの変化が周りにあり
この変化を迎えた友人とはつきあいの頻度・形態が変わっていく。

a:「何十年会っていなくても、ひとたび酒を交わせば昨日出会ったかのような感覚を覚える」友人は
もちろんステキだが、ここではそういう話ではない。

b:「互いに昇るフィールドは違えども、
 あるいはフィールドが同じでもそれぞれ東西南北、それぞれのやり方で山を昇り始め、
 それぞれに楽があり、苦難があり、
 山頂で再会し酒を交わす時にそれら苦楽を分かち合う」友人は
もちろんステキだが、ここではそういう話ではない。

いや、正直申しまして、ここではそういう話ではないのではなくて
己はそのつきあいでは満足できない、というのがより誠実だ。

例外として、aとb、どちらのタイプか
ハッキリと己が意識しているならば満足できる。

例えば、aのタイプの友人として
松村洋祐や丸山晶太郎、丸山耕次郎、金房智子、
“キン肉パスタ”川島賢一、“S山下の男と女コラム”山下祥代…等の方々。

たぶん、家族に近いと思う。
幼少を共に過ごした者、ルームシェアで毎日一緒だった者。
家族は、家を離れても家族なのだから。

例えば、bのタイプの友人として
“candyrock”神田恵介、“childman筆頭”鈴木智也、“伊厨紳士”山本慎弥、
“復活の闘魂野郎”渡辺エイジ、“ケンシロウ”仁藤和良、“オニイサンオブマツダ”松田能成、
“最強弁士”外木暁幸…等の方々。

大学時代に会った友が多い。

大学では、毎日会う友達はおらず、学部が違ったり大学外の友達が多かった。


彼らと長い時間会わないことはストレスではない。

しかし、aかbにハッキリ当てはまらない他の多くの友人、彼らとは今を生きていたい。

今を共に分かち合いたい。

分かち合いたい。

これは己の人生の大きなテーマだ。
 

己たちはこの世に生まれ落ちて「感じる」んじゃないかな。

「感じない」ことは死だ。

生きている限り、狂っていようが、ボケていようが感じている。

感じたら、それを分かち合いたい。

孤独になった者が独り言を発してしまう気持ちはよく分かる。

文章に起こす、体を動かす。

アクションは、他との分かち合い、他の反応、他からの反応を求めるものである。

自己の確認を目的としたアクションですら、自分の中にある客観性(他者性)を必要とする。

感じること。他と感じ合うことはこの世においてとても尚(とうと)い。

尚いかどうか分かんなくたって、あんたは既にそうしてる。

だから、芸術は尚い。人を感じさせる者(芸能人・歌手・作家etc)は重宝される。

だから、ビジネスは尚い。人のニーズを無視したビジネスは成立しない。

だから、ボランティアは尚い。与える与えられる関係など飛び越えて感じ合うのだ。

だから、感じ合う相手である他人は尚いんじゃないか?

だから、家族だろ?恋人だろ?友人だろ?

「共感」が尚い。

己は、より多くの人と、より深く、同じ地平で「共感」したい。

 
友達が離れていくことを嘆く。

それは己が幼いさみしがりやだからだろうか。

恋愛における「依存」よろしく
他者という外部変化要因になにかを望むことは間違っているだろうか。

そうではないと、友よ、君に伝えたい。

だが、求めるにはそれだけの器も必要となる。

己は努力しよう。

友のいる人生のために。

投稿者 多苗尚志 : 19:48
[ 松村洋祐伝丸山晶太郎伝金房智子伝川島賢一伝山下祥代伝松田能成伝外木暁幸伝仁藤和良伝神田恵介伝鈴木智也伝清水宣晶伝渡辺エイジ伝山本慎弥伝友いる随想 ]

05.12.07 水曜日

チャンス

夜12時を過ぎて実家に還ってきた。

明朝、父親が手術をするというのだ。

 
母親の多苗和子に車で迎えに来てもらう。

己はマンションで育った。

そこには歳の近い連中がいて、彼らが地元の友達といえる。

クラスが違ったり学校が違ったりしたにせよ幼稚園の時から知っているので兄弟みたいなもんだ。

よく家族同士、飯を食ったし、
大晦日は酒が入って親の監視が甘くなるので大イベントだった。

彼ら今は全然会わない。

一年に一回会おうというのもない。

己は一人っ子だから知ったかぶりをするが、「兄弟だから無関心」ってのがあるじゃない。

弟がどのクラスなのか兄が誰と仲いいのかよく知らない。みたいな。

もう全然会わないけど、まぁ、変わらずやってんでしょ?という心地よい無関心。

もう全然会わないけど、会ったら昔通り、腹割って話せる。

そんな疑似兄弟が6人いる。

 
 
己はエレベーターを待っていた。

己が多苗和子に車で運んでもらった時はいつもそう。

うちは2階なのだが、階段を使わない。

己が先に車を降りて、彼女が駐車場から歩いてくるとエレベーターがちょうどいいから。

エレベーターが1階にあるときはそのままそれに乗って己は1人で家の玄関までいく。

他階にある時は降りてくるのを待ってると、ちょうど母親がやってくるのだ。

それが習慣で、一年離れてもこのエレベーターホールに来れば己の体はそれにならってしまう。
 

今日はエレベーターが5階で止まっていた。

ボタンを押してうしろを振り返るとマンション居住者のメールボックスがある。

7(号室)×5(階)の銀色のメールボックス。

名札をみてそれぞれの現在に思いを馳せる。

学はまだCM制作やってるのか。

洋ちゃんはどこにいんだ?まだ日野か?

マルスは北海道で自衛隊。三児の父だ。

智は郵便局か…。

毅は沖縄か…。

昔はチャイムを押さずにいきなり彼らの家のドアを開けてズカズカ入ったものだ。

しかし、今日はさすがに平日の夜12時を過ぎているのでそんなことはしない。

というより、そもそも前述のようにみんな散らばっていないだろう。

そんなことを考えながらエレベーターを待っていたら丸山晶太郎が現れた。

「お!なに、どうしたの?」

「ひさしぶりだねぇ。」

にやにやと対面する。

しょうちゃん。

己の一個上。

己には、義兄とか師匠とかそういう上系は存在しないが、もしかしたら兄貴感に一番近い倭。

こう言ったら「後出し」になるが、なんか会うんじゃないかって思ってたんだよね。

こちとら一年以上還ってきてなかった。

エレベーターが一階にあったらすぐ還っていただろう。

しょうちゃんもたまたま車で乗る高速道を一本間違えたためにこの時間になったらしい。

エレベーターが5階から降りてくる時間分のチャンス。

投稿者 多苗尚志 : 17:33
[ 丸山晶太郎伝 ]

不変

1時に1階上の丸山晶太郎宅へあがる。

うちとは対照的に家具やレイアウトがまるで変わっていなかった。

その不変は1年前どころの話ではない。

己が頻繁に通っていた10年前くらいから変わっていない。

ここでこのテレビでゲーム大会をしたこと。

食事をしたこと。

様々な思い出が蘇る。

時の止まった部屋。

細かいところでは置いてある本が変わっていたり、
時が止まってるなんて家主にとっては面白くないかもしれないが
己はとてもうれしかった。

「仕事はどうよ?」とか
「家族はどうよ?」とか
当たり障りのないところから会話を始める。

社会に出てみれば1個や2個、あるいは5個の歳の差でさえ
気にしない時があるが、
お互い小さい時から知っている者同士では
1個差はとても大きい。

社会に出て、自分が出会う者、仲良くなる者というのは
興味だとかマインドだとかの心理的距離感が近いと思う。

丸山晶太郎とは地縁的距離感の近さから結びついている。

地縁的距離感には、ヤクザと政治家が友人でいられるような強さがある。

彼は今、貿易商社で働いていて彼が語るビジネス的なことは
己にはよくわからん。

己は、自分のやっているインチキイベント会社の話やボランティア活動の話を語るが
どこまで伝わっているのか手応えがつかめない。

しかし不思議と、最後の最後、結局、価値観として持っている
「人を大切にする気持ち」が、共通していることが非常に気持ちよかった。

20年以上のつきあいの中、互いにまるで違う道を通ってきて同じポイントで再会する。

それは非常に気持ちよいことだった。


投稿者 多苗尚志 : 15:02
[ 丸山晶太郎伝 ]