青木久子伝

06.05.13 土曜日

おばあちゃん死亡

94歳だった。

大往生と言えるだろう。

遂に祖父母が全滅だ。

 
近年の葬式はまるでイベントだ。

なんで赤の他人に司会されなあかんのや。

花束が盛大すぎ。

焼香の写真を撮るな。

涙を誘う音楽を流すな。

最近の坊主は言葉が浅い。

初七日をまとめるな。

バカヤロウ、こんなんでぜってー泣くか。

大いに不満。

あと、昔から葬式で歯をみせる奴が許せない。

葬式で同窓会やる奴が許せない。

死の捉え方も色々だと分かる今でも。

弱々しいおばあちゃんだったけど94まで生きた。

骨がほとんど残って、「丈夫なおばあちゃんですね」と言われた。

親戚がみんな集まった。

 
30年つきあってきたけど親父が泣くところを初めて見た。


投稿者 多苗尚志 : 01:14
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06.04.30 日曜日

叔父と叔母と会食

最終の新幹線まではまだ時間がある。

叔父と叔母から食事に誘われた。

急いで還る理由は特にない。

吉兆だぜ!

初めてだよ。

叔父と叔母と話を進めるにつれ、会食したかったのはむしろ己の方だと気づく。

家族や親戚に己の考えてることが分かるわけがないと遠ざけてきた。

世間的にみれば己の生き方は誇れたものじゃないだろう。

 
でも、己は自分の文脈で自分が目指すままに生きていきたいのだ。

誰にも道を敷かれない。
誰にも教えを受けない。

これだけだと少しカッコイイ感じもするが
実際は、そこに葛藤もあるものだからもっと泥にまみれている。

ありのままを真っ正面から叔父と叔母に伝えた。

ずーっと己のことを心配していた彼らだが、
少しは伝わっただろうか。

伝わったならうれしい。

投稿者 多苗尚志 : 10:10
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