宮城くぉーた伝

07.12.31 月曜日

多苗尚志のサシ呑みクエスト71 宮城くぉーた

中学卒業以来、実に久しぶりに宮城くぉーたと会う。

クラスが同じで家も近かったので中学時代は毎日一緒だった。


十数年ぶりの再会だったので話が弾むかどうか不安もあったが
きっちり6時間サシで語った。

彼は昔から大変しっかりしていて
防衛大を卒業して自衛隊に入りたいと言っていたが果たしてその通りになっている。

思えば己の周りにはいつも誰かしらしっかりした友達がついて
フォローをしてくれる。苦笑。

自衛官100人の部下を持つ彼の話がすさまじい。

防衛大で、更に過酷な部活に入った彼なので
相当な体育会系だったらしい。

先輩から愛の鞭が飛ぶのなんかは当たり前だ。

防衛大では、こういう思想が徹底されているとのこと。

「ゆくゆく大学を卒業すると自衛官の体力的な訓練や苦労を
 経験することなく幹部に就任する。
 だから、今のうちから苦しいことや理不尽なことも経験していなければ
 部下の気持ちなどわからない。」

部活時代、後輩がたるんでいる時には腕立て百回やグラウンドを走らせるなどの
体罰をくだす。

しかし、その時には自分も一緒になって腕立てにつきあい、範を示すというのだ。

口だけではなく、自分もやってみせ、しかも、後輩よりも余裕で腕立てができる。足も速い。


自衛隊幹部になってからは、部下の人生相談につきあい、
その内容はここでは詳しくは書けないが上記の要領よろしく、
そこまでやるか!というつきあいをする。

生活の悩みがクリアになっていなけれぱ、仕事においてもミスが生まれ、
そのミスは幹部の監督不行届ということになるから当然のことだ

と彼は言う。

相談を受けるのは3割くらいかな、って言うけど

3割って30人じゃねぇか!

それがひとりの相談を大体2、3ヶ月がかりで解決しようとしているところに
また次が来てまた次が来てということになる。

自分の時間など無いに等しい。


彼はやさ男で武力とか体育とか全然無縁な感じなのだが
彼の内に燃える情熱というか気合は昔からみなぎっていた。

けして、得意ではない分野でも自分のやろうと思ったことに
必要なことであるならきっちりやり遂げ、更に人以上のレベルにまでなる。

彼は相変わらずかっこいい倭だった。

思えば彼とガッツリと酒を呑むのは初だ。


朋あり 遠い昔より来る また楽しからずや。

※このエントリをもって宮城くぉーたが友いるKIに入伝しました。
※宮城くぉーたと酒を呑むのは初

投稿者 多苗尚志 : 17:11
[ 宮城くぉーた伝多苗尚志のサシ呑みクエスト君と己との初体験記録 ]