« ターチャンランチ第135食 | メイン | 多苗尚志のサシ呑みクエスト79 米川由貴 »

08.03.16 日曜日

夏休みの復権

生徒の家には、蚊帳つきのベッドがふたつあり
別の部屋にもうひとつ大きなベッドがある。


普段は、そこでおばあちゃんとお父さんお母さんが寝て、
大きなベッドで他の家族が寝ていると思われる。


12時を過ぎてもキャンプファイヤーは盛りを過ぎず
この生徒たち15人くらいはいつ還るのかなぁ?と思っていると
まるで還らない。

寝よう、ということになり、
女性の先生たちは大きなベッドで
おばあちゃんと己は蚊帳のベッド
家族はなんか家の奥の方に消え
生徒たち15名は庭のハンモック(5個)やベンチで寝るという

ええええええええええ?

な状況。

「いやいやいやいや」とベッドを断っても
「いえ、先生。どうか。」と言われるので

やむを得ず、じゃあ…それで。


翌朝は6時起きで
朝から空き地で生徒たちとラジオ体操→フットサル

サッカーは世界言語なのでデキた方が良い。

その点、己はそういうところも見越して高校はサッカー部で
サイドバックだったのですが、
ベンチを温めたり、部活後に2人乗りで駄菓子屋に征くことが
「毎日の意味」だったので生徒たちにも軒並みドリブル突破されるわけです。

たっぷり汗をかいて7時半から朝ご飯

9時半に生徒のお兄さんの店へ

お兄さんはシェフ→床屋の開業。

己もベトナムカットになるのでした。

トゥイーちゃんの洗髪をするティーちゃん

その後、生徒のお父さんのゴムの樹畑へ。

ここの風景がまた最高でした。

歳をとって佳かったことのひとつは

感受性がどんどん高まっていくことです。

餓鬼の頃はこの風景をみてもなにも面白くなかったでしょう。

この奥に白鳥が三羽、音もなくゆっくり飛んでいました。

白い羽衣が樹のあいだをゆらゆらと漂っているようでした。

もちろん、シャッターを斬ることなどできませんでした。

カメラを構えることすらできなかった。

その数秒間、己は永遠に住んでいました。

他にも美しい風景にことかきませんでした。

己は今回の旅行中、ほとんど時計をみることがありませんでした。

小学校の夏休みってそうではなかったでしょうか。

ただただ莫大な時間が存在する豊かさ。

何時から何時は、どこへいって
何時から何時は、買い物をして
何時から何時は、食事をして

楽しめているなら問題ないのですが
日常の時間の束縛から抜け出してきたのに
休暇で尚、時間に縛られているとしたらそんなものは休暇でもなんでもない。

久しぶりに極上の時間を過ごした気がしました。


投稿者 多苗尚志 : 2008年3月16日 12:41編集
[ タム伝トイー伝ティー伝クィン伝スン伝 ]

この記事のURL: