« 漫画『グラップラー刃牙』シリーズにおいて“地上最強の生物”と呼ばれ、単行本現在83巻の歴史において一度も敗けたことがないのは誰? | メイン | デザイナー、ココ・シャネルの好きな物で自室に何個も置いているという物はなに? »

07.10.14 日曜日

スピードの哲人の哲学

先日も紹介したのだが、その深みを感じている。

チームで深い経験を共にし、その解散時に“スピードの哲人”清水宣晶は
こう、述べるのだ。

「このみんなと同じメンツで来ることは2度とないと思うけれど、オレは…」

どう思うだろうか。

ややもすると
・このチームの中に清水氏の嫌いな奴がいて、もうそいつと一緒になにかをするのは
 勘弁だ。
・今度、なにかをするときは清水氏の好きなメンツでパーティーを組んで行動したい

という意味にもとれるのだが、もちろんそうではない。

彼の人生観において「人生は有限である」という前提が非常に濃い。

命に限りがある以上、もちろん有限なわけで、なにを当たり前な、と思われる向きも
多いかもしれないが、「本当に意識している」というレベルで考えるとどうだろう。

清水氏は本当に意識している。

年をとるにつれ3人とかならいざ知らず、それ以上となると様々な理由で同じメンツでパーティーを組むのは難しいだろう。

その時の仕事の状況、家族の状況、個人的な心理状況。

事実、我がロックユアハートを例に挙げると
結成時の10人は3年の歴史で、その結成時しか揃っていない。


そしてもし、その低い確率ながら以前と全く同じメンツが揃ったとしても
「行く川の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。」
方丈記よろしく、そのメンツは3年前、否、昨日と同じメンツではないのだ。

陳腐に言えば、一期一会ということだ。

しかし、それを清水宣晶は自分の言葉と態度をもって強烈に示してくれる。


※清水宣晶は最高の友です。

投稿者 多苗尚志 : 2007年10月14日 21:06編集
[ 清水宣晶伝エピソードからみるその人の魅力 ]

この記事のURL: