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07.12.10 月曜日

魂のコミュニケーション

中目黒デニーズで木戸寛孝とサシ語り。

木戸さんから
「酒なしで、肩の力を抜いてゆっくりとお互いの人生を語りましょう。」
とおっしゃって下さった。


木戸さんとは05.08.11以来のサシ。

あの時は、次は最低5年経たないと呑めないと感じたが
2年と4ヶ月で呑むことができた。

すごくうれしい。


相変わらず、大変な人物だ。

己の考えてることはすべて見抜かれている。

「多苗は~な人間だからさ」
人のことを勝手に規定する人は多いが、ピッタリその通りだと思うことは一度もない。

木戸さんのはどんぴしゃ。

己は質問を組み立てて、その答えや質問に対する反応を見て相手をみていくスタイルをとるが
木戸さんは己に一度も質問しない。

単純にすごい。

木戸さんがおっしゃることに対して、共感を示すために言葉を変えて自分の考えを示そうとするが、それは木戸さんには響かない。

きっと偽物だということなのだ。

曰く
「『分かります。そうですよね。』ということは俺の考えや言葉が多苗にもあるということ。本当に分かっていなかったとしても、それはいずれ分かることだ。」

己も本当に分かっていますよ、と示すことは木戸さんに対して「己を認めて下さい」という行為に近いと思った。

だから、もう言う必要はない。

分かった時に、「分かります」と言い、分からない時は聞き返せばいい。

知りたい問いは問えばいい。


コミュニケーションというものをもう一度根本から考え直してみる機会になった。

投稿者 多苗尚志 : 2007年12月10日 14:28編集
[ 木戸寛孝伝 ]

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