« 加藤公一呑み会 | メイン | マカロニ同乗ウェスタン »

09.02.11 水曜日

子供監視員

当然ながら年齢による目線というものがある。

己が高校前の時は、高校野球は大人の人たちの野球という感じがしていたが、
今みれば童顔の少年たちの野球に過ぎない。

大学四年生だって頼りない幼い顔をして見える。

30歳を超えた女性はオバさんだったが、今は水も滴る恋愛対象だ。

そして己はもちろんオジさんということになるんだろうなと思っていたところ

"黄炎社長"森田英一と呑むことになる。

彼が新しい人生の岐路に立っているという。

夜は予定があったので
昼に酒抜きで呑もうということになる。

休日のこともあり、森田英一は子連れ狼でやってきた。

"夢あるの希望"森田遙奈と森田翔太だ。

四人でカフェに入って語るが子供がふたりいるという状態は
話にならない。

もうベッタベタのお約束通りの行動をとっていただける。

ジュースはテーブルに持ってきてもらって2秒で
その8分の7をこぼす。

キャンドルの入っていたグラスを1回落とす。
もう1回落として割る。

これだけ好きなことをやっておきながら
反省の色はみせず、他のことでギャーギャー泣く。

うるさいので店を放り出される。


己は子供は嫌いだ。


己はなにもしていないが、子供たちは己を指して言うのだ。

「ヘンなオジサン」と。

ああ、オジサンね。やっぱりオジサンになるよね。

そこはまだいいとしても、ヘンなってなに。

己スーツ着てるし、特になにもしてないんですけど。

もう、オーラからしてヘンなのかしらアタシ...。

子供の言葉にマジで傷つく己。

森田英一と語るといつも深いところまでダイブする。

今日はダイブしようとするたびにグイッと肩をつかまれた気がした。

つかまれた肩の方向を振り向くと遙奈と翔太がいて、
ふるふると首を振っている。

ええ?今日は潜っちゃダメなんスか?潜水禁止区域?

でも、それでも充分だった。

話の内容ではない。

魂を共有することに意味があるのだ。

己はもはや思い出すだけで数多くの友人と人生を共にし、
共に旅することができる。

一緒に出会って食事までしたならば
確実に森田英一の魂に己の魂が再会している。

それで充分である。

森田英一の岐路に乾杯。

投稿者 多苗尚志 : 2009年2月11日 05:57編集
[ 森田遙奈伝森田翔太伝森田英一伝 ]

この記事のURL: