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05.11.10 木曜日

王子の絆

“クールな熱”藤沢烈が誕生日を迎えたので誕生会をやる。

キムチ鍋。

烈の会社の社員である“若頭”荒井裕希に加えて
“続ナポレオン”佐野哲史
“煩悩印度”島田裕介
“イタリア系ハンサム劇人”黒澤世莉が駆け集まる。

荒井ちゃん以外は皆、王子の面々。

王子の面々というのはつまり、
東京都北区王子の佐藤電機ビルという
ルームシェア物件から展開された流れに乗ってた者たち。
今日集まった以外にもまだいる。

佐藤電機ビル内の“柔らかい頭領”佐藤孝治の部屋に
藤沢烈が住みだし、97年に己が加わり、
98年に佐野哲史が加わり
98年の夏にその流れから狐の木というバーができて
烈が店長を勤め、島田と世莉が現れ…

伝説の時代。

既に皆、王子にはいない。

王子を卒業した。

しかしその魂は変わらず熱く。

己はどーでもいいサラリーマンだが
烈はコンサル会社の社長を。
佐野はNPOの代表と会社の社長を。
世莉は劇団を主宰し
虚無を極めていた島田も建築の道を確実に歩んでいる。

金は誰も持っておらず、とにかく元気と大声だけで全てを乗り切ってきたあの時代。
今じゃみんな集まるにも仕事があるし、家庭があるし、世界に散らばってるし。

それでも何人か集まりゃ、はじめようか王子バンド!

佐野と多苗のツインボーカルが静夜を切り裂く!

ベースの世莉は静かに正確なツッコミをいれる!

ドラムの烈はマイペースだが確実に魂は熱くなっている。

それを証拠にここ半年くらい22時以後には一切食物を摂らなかった
あいつがケーキすら口にしているではないか!

パーカッションの島田は相変わらず話題を振られるまでなんの音も奏でないけど。

弩平日だが終電で還れるハズがない。

佐野哲史は今夜もこう叫ぶのだ。

「ダー、ちきしょう。今日は絶対泊まらないぞってキメてたのに…。
 なんだって王子の呑みはこんなに楽しいんだ、イヤッホーイ!」


投稿者 多苗尚志 : 2005年11月10日 10:58編集
[ 荒井裕希伝藤沢烈伝佐野哲史伝黒澤世莉伝島田裕介伝王星の円卓伝 ]

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