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06.10.30 月曜日

晶メロス

己は博士のお宅に泊まって一晩中語り明かすつもりだったのだけれど

博士は少しお疲れの様子で今日はお開き。

って、もう終電はないんですけど。


Q.渋谷で終電後に放逐された。さてどうする?

1.タクシーで還る。
2.友達の家を検索する。
3.ヒッチハイクする

フツーは1.だな。

が、己に限ってこの選択はない。

かといって己はタクシーは使わない。

もう、3.の気分でもないので

2.を駆使するだろ。

渋谷近くと言えば…

“若社長"森村泰明(渋谷)

だが、最近、奴のカードを使いすぎたので今日は控える。

“MAHY”吉田秀樹
“藍田玉を生ず”五十川藍子(恵比寿)

さすがに旦那が家にいないとまずい。

“藍田玉を生ず"五十川藍子(あいちゃん)にメールをする。
「今日は旦那さんいらっしゃいますか?」

他には
“吟遊詩人”中西祐(中目黒)くらいか。

しかし、もう1時半を過ぎているのでとうに寝ているだろう。

“小さくてもピリリと辛い小岩”佐々木孝仁(信濃町)はちょっと遠い。

栗原義徳(代田橋)もちょっと遠い上に、訪問したことがないので
いきなり月曜1時半訪問は悪いだろ。


あいちゃんから返事が来る。
「(旦那)隣で寝てるよ。」

おお、それはいい。

いや、でも、旦那が寝てて朝起きたら、昨日いなかった己がいるって図は

あんまりよろしくないのではないか。


いや、でも、もう1時半だから己も寝たいし、とちょっと逡巡した末

「今から泊まりいくね」とメールを返す。

返事が来ない。


あの子…。


寝たな。


ちょっとの逡巡が仇となった格好だ。

ちィ。


と、そこでポッとひらめいた。

1時半という時間でも確実に起きている倭。


“スピードの哲人”清水宣晶(自由が丘)だ!

電話をすると、案の定3コールで出る。


「おぃおぃ…」こんな時間に掛けてきやがって、と若干の困惑が見えるが

まぁいいけど、という奴の気持ちも己には見えている。


「あのさ。今から征くわ。」

晶「おほほぃ。」

「渋谷で終電亡くしちゃってさ。」

晶「どういうこと?」

「うん、まぁ。アテがはずれたというか。」

晶「恵比寿の人は?」

「ああ。今さっきまでメールでやりとりしてたんだけど、寝たらしいな。」

晶「爆笑。」

「すまんけど、今から征くわ。渋谷から自由が丘って距離どれくらい?」

晶「あー。」

「急行で15分かかるもんな。結構あるよね。アレだろ?明治通りまっすぐ征けばいいんだろ?」

晶「笑。いや、明治通りじゃ着かないな。上馬ってところから自由通りなんだけど…」

「ああ、まぁ征くわ。三時までに着くかな。大体いつも何時まで起きてるんだっけ?」

晶「いや、今日は(多苗が)来るまで起きてるよ」


メロォォォォォォォォス!!!!!!!!!!!!!!!!


さすが、面白いことには熱さで応えてくれる倭。

損よりもいたずら的ワクワクの方が重い倭。

わかった。

己もスーツに革靴だけどさ!

4.フルマラソンをする。

で対処させてもらいましょう!


スーツ汗だくで彼に再会しても、抱き合ったり、お互いの頬を殴ったりすることはなかった。

久々に清水邸泊まったよ。


投稿者 多苗尚志 : 2006年10月30日 18:00編集
[ 清水宣晶伝 ]

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