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07.01.03 水曜日

そばいこツアー その5

翌八時に起きる。

己と吉行はまだ寝ていようとするが、

均とたかじんは朝耐性が一緒で
枝豆のさやから飛び出す豆のように起床!

布団をはがしにくる。

厄介な奴らだ。


己は旅行に征っても、昼まで寝てたいし、飯も吉野家とかでいいのだが、

均はもう、しゃぶり尽くすように楽しもうとする。

性格がパッキリ別れる。


温泉をもう一個入ってから東京に還ろうということになる。

まずは腹ごしらえ。

ここは悪くなかった。



昼過ぎに温泉に着く。

ホテルの温泉

昨日すごろくをやったが、まだ正月らしい遊びが足りないので

ここでやることにする。


コマ回し選手権!


フリスビーの上でコマが回せた奴から抜けていく。

外すたびに顔に墨を塗られる。

習字セットも百円ショップで買っておいたのだ。

書き初めをしようと思って。

均が一番うまい。

たかじんはコマも回せない。

オマエ、女じゃねんだからよ~。


みんな1回もフリスビーに乗せられず

どんどん顔にかかれていく。

ていうか、そもそも乗らねぇんじゃねぇの?

弾くもんこのフリスビー。

ということで、最後に均先生にすべての望みを託し、

この選手権を終わりにしたいと思います。


実は、1回乗ってるのよ。

でも、弾かれてる。

よくみてください。

敗者たち。

クックック、くだらねー。

たかじんは昔のひょうきん族のなにかのキャラに似てる。

冗談じゃないよってね。


この顔でも温泉にいれてくれた。

正月はなんでもアリだ。


ホテルの温泉は三階にあって、露天の眺めも最高で、すごくきれいだったけど

なんか物足りない。

温泉ってきれいじゃダメなんだ。


ここから写真がない。

この後、凧揚げをしてないと言って己が騒ぎ出して、

凧揚げは絶対やるといってきかず

車でぐるぐる場所を探した。

田んぼでやろうと言ったのだが

均が「田んぼは農家の方に迷惑がかかる」と反対する。

均はなんというか、田舎的なモラルが高い倭だ。


グルグル探して陽も落ちかけた頃、

ポッと我々の前にグラウンドが現れた。

さっそく凧をたかじんと組み立て、すっげぇワクワクした!

吉行と均はフリスビーで遊んでる。

たかじんと色々工夫したり血相変えて走ってみたりしたが

無風につきまるで飛ばず。

よし!やめるか!

結果よりもプロセスを重んじるタイプだ。

満足したので4人でフリスビーをする。

あたりが真っ暗になるまでメッチャクチャ走って

ナイスパスワークを回しまくった。

西の空には夕陽が沈みそうで、東の空をみたらもう月が昇っているという

ステキな空だった。

遊んだ遊んだ。

これはアレだ。

小学校の遊びの感覚に近い。

遊びが仕事くらいの勢いだったあの日の感覚に近い。


「今日は均君とフリスビーをしました」って日記が出ること自体小学校だ。

あの頃は「毎日、遊んでんだからいちいち日記に書いても毎日同じだよ。
(でも、先生は提出しろと言う)」と思っていた。

思いっきりイッた正月だった。

またガンガンに歌いながら恵比寿に還ってきて

九十九ラーメンを4人で喰って別れた。

投稿者 多苗尚志 : 2007年1月 3日 12:15編集
[ 佐々木孝仁伝岩下均伝佐藤吉行伝 ]

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