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07.08.19 日曜日

故事成語の題材は本当に史実だろうか?

“イタリア系ハンサム劇人”黒澤世莉の芝居の空間にまだまだいたかったのだが

“鼻くそ拓”岩下拓の実家で食事をすることになっていたので
泣く泣く劇場を後にする。

家までの道での拓との会話。

「多苗さん。つまり、今日の舞台はなにが言いたかったんですかね。」

あ…。

そうね。

君は、ああいうのはわかんないか。

もっと単純なコメディーとかで誘えばヨカッタネ。

ごめんごめん。

わかんないなりに文句を言わず、ずっと己についていた奴に賞賛を送りたい。

岩下お母さんが料理を作って待ってくれていた。

相変わらず岩下家の食卓はメニュー豊富・激ウマだ。

家庭料理の尊さがよく分かる年頃ですよ。

これと同じくらい満足できる食卓につこうと思ったら
外食だったらやっぱひとり一万は超えるだろうなぁ。


拓が中国から還ってきて以来、就職活動をしていた。

中国の日本法人の会社で営業をして、それなりに経験と成績を修めていたが
それでは満足しない奴がいた。

イチから日本でビジネスを学びたい。

奴の就職活動中の自己プレゼンテーションファイルをみせてもらったり
食事しながら奴の考えを聞いていると
非常に自分の人生に真摯でどん欲な彼の姿が己をとらえて
己は軽く感動してしまった。

すばらしき我が弟よ!(こういう時だけ弟)

今まで“鼻くそ”と呼んでいたがこれからは

“蚊トンボ”と呼ばせてもらう!

無機から有機へ。

あり得ないレベルアップだ。

今後も出世魚のように頑張るように。

演劇とか物語とかも、もう少し分かるようになってもいいかもしれないぞ。

投稿者 多苗尚志 : 2007年8月19日 19:43編集
[ 岩下恭子伝岩下拓伝黒澤世莉伝出世魚の如くあだ名の変わった友たち ]

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