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06.10.23 月曜日
義兄弟たち
■■■the story/友のいる物語■■■
男女の仲に限らず、男同士の仲でも嫉妬することはある。
嫉妬とは言い過ぎでも、自分もそれを味わいたかったという感情がある。
倭[おとこ]は故郷に還る。
倭はそれを見送る。
大きな笑顔で大きく手を振って見送るという明るさではない。
別れという最終日をして、多苗は倭と倭が同い年であったことを知る。
そして、最近自分が会っていなかった2人が2人同士ではよく会っていて
お互い友好をあたためていたことも。
家が近いのもあるからな。
なにかにつけて会うことがしばしばであったのだろう。
“はーたん”林和仁。富山へ還る。
“黄炎社長”森田英一。それを見送る。
ふたりは義理の兄弟だ。
お互い和田家の娘を妻に持つ。
小学生の多苗からみた親戚兄弟というのは「義兄さん」だとか「義姉さん」とか言って
肩が凝りそうなものの兄弟が増えるんだから面白そうだな、とみえていたが
実際、自分があの時の「義兄さん」たちの歳になってみると
少なくとも自分の周りではわざわざ「義兄さん」などとは言わないようでがっかりだった。
しかし、その分、肩は凝っていないようにみえた。
会も開いて、1人また1人と還る。
皆ははーたんと熱い握手を交わして、一言二言交わして別れる。
だが、森田英一を目の前にしては、ふたり、どちらからともなく抱き合って
無言で、しかし万感の思いでいつまでも抱き合っていた。
ふたりに言葉はいらないようで、多苗はそれが欲しいと思った。
■■■an event/事象■■■
“はーたん”林和仁、“最強の感受娘”和田麗奈夫妻が富山に還るので
仲のよいメンツが
“黄炎社長”森田英一、“夢プロデューサー”和田清か邸に集まってお別れ会をする。
メンツは(有)私には夢があるメンバー。
ここには“ムーブメント団体”パラサイヨとはまた違った愛情のカタチがある。
出席者は
林すみれ
“コンプレックスを太陽に変えるひまわり”岩崎久美
“淫靡な淑女”有馬友恵
“キダム”貴田真由美
本田温志
“三位一天使”本田三佳
本田明日美
本田あん
“夢あるの希望”森田遙奈
森田翔太
“にこにこ配達人”紺野大輝
“スピードの哲人”清水宣晶
“イタズラスナイパー”奥村真一
のぐりん
※このエントリをもって林すみれ、本田あん、森田翔太が友いるKIに入伝しました。
投稿者 多苗尚志 : 2006年10月23日 12:30編集
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