多苗尚志の気づき
            05.05
            そのやる気を逃すなかれ
             
             
            ■最近、自分の成長に興味がある。
            1ヶ月前だかと言ってることが真逆だが、
            なにより自分のリアルと自分の中のタイミングを尊重しているので、
            己の体内議会で満場一致の賛同票を得ている。
            人が変わるときはタイミングだと思っている。
            それは己のポジティブな諦念である。
            ポジティブな運命論である。
            タイミングを早めるために努力をするか。
            努力も運命だと思う。
            努力のためにあくせくする人生を送りたくない。
            要するに努力嫌いである。
            努力も己がしたい時にする。
            自分のタイミングに忠実な己は、自分に自由であると思う。
            05.05.15
            ■成長に興味があるからと言って、自己啓発本などにはまるで興味がない。
            そんなものを読んでしまったら体内に雑音が入り込むだけだ。
            自分が足を運んで出会う友のなにげない言葉こそがダイヤだ。
            電車のラッシュの中、目に飛び込んだ中刷り広告のコピーが、誰かが抱えている本のタイトルこそが(タイトルだけが)ルビーだ。
            街を歩いて、すれちがった人々が喋っていた言葉を己が聞きたかったように誤聴・編集聴したものこそがサファイアだ。
            イミテーションに百と繰り出される情報の拳や蹴りはすべて無視。
            己の正中線めがけた、たった一条の拳や蹴りのみ確信のカウンターをとれ。
            それが自分に響くということだ。
            05.05.15
            ■行動の説明などつかない。
            なぜ、そんな行動ができるのか。
            なぜ、そんな行動に走るのか。
            行動の説明などつかないし、意味がない。
            芸術の表現が説明を必要としないように、その行動はその行動のみで存在しているのだ。
            05.05.06
            ■これを受ければ「最強無敵」になれるプログラムがあったとしよう。
            この人を師と仰いで、この人についていけば「最強無敵」になれるとしよう。
            でも、己はそれらを受けたくない。
            己はオリジナルで最強無敵に到達したい。
            05.05.05
            ■己が惹かれる思想は、政治家の思想より、哲学者の思想だ。
            己はこの世の凡てを肯定する。肯定したい。
            愛する友人が殺されたとする。
            己は怒るだろうが、それを肯定する。肯定したい。
            この世に問題などなにもないのだ。
             
            それを「悟り」だとしよう。
            しかし、己は悟りに惹かれながら、まだそこに達したくはない。
            自分に沸き上がる情熱と剥きだしの感情と戯れていたい。
            己の中の大いなる矛盾だ。
            05.05.05